専攻医うーはなぶろぐ

地味なアラサー女医の日々

母になる予定。

お久しぶりです。
たまに近況報告をするシリーズ。


一番の報告。
あと2ヶ月ほどで、母になる予定です。

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アプリで、毎日カウントダウンしています。

今年の2月で結婚2周年。
その少しあとに、ベビちゃん誕生予定。
そして私は、30歳になる予定。
色々と節目の年です。


お腹の中で、外来中もオペ中も大暴れな我が子。
痛いくらいの胎動ですが、今しか味わえないと思うので、とっても愛しいです。


産まれる前から、自分の命よりも大切だと思う存在を、一日一日幸せをかみしめながら育てている。
母性というものの脅威を感じています。


ちなみに男の子。

色んな人から、
「先生は、絶対男の子だと思った」
と言われていて、自分でも何となく男の子の母になる気がしていた。
(放っておいても逞しく育つイメージらしい)
(私のイメージとはw)


せっかく女医なので、女医目線での妊娠、子育てを考えてみると、
「まだまだ女医が働きやすい環境ではないな」
と痛感してばかり。


つわりで苦しい時も、お腹が大きくなって辛い時も、仕事は休めなかった。
なぜかって、医者が足りないから!


特につわりは、妊娠が分かる前から2ヶ月先までオペはぎっしりだったので、
「休みたい」
と思っても現実的に無理でした。
意識的に手術を減らし始めた頃に、なんとか数日休めたくらい。
(その頃にはつわりのピークは終わっていた)


外来はポケットにパンを詰め込んで隙あらば食べて(食べづわりだった)、
オペとオペの合間にトイレに駆け込んで吐く日々だった。(吐きづわりでもあった)
吐きすぎて、胆汁まで吐いてた。

今思い返しても、辛かった〜
つわりは辛かったけれど、ほんと、終わらないつわりはないよ、世の妊婦さん!笑



そして、これからの自分のキャリアというものを考えたときに、
「このまま当直もオンコールもしないで、子供の保育園に間に合う時間に帰るからロングのオペには入らないで……」
「ってしたら、どうやって技術を磨くんだろう?」
「普通に無理じゃない?」
と、色々と絶望することもありました。


医局としては、
「ある程度技術が身につくまでは妊娠しない方がいい」
というポリシーなんですけど、いやそれを待ってたらあっという間に30代後半になっちゃうよ、と思って。
不妊治療をする先輩方を見ながら、
「医局よ、これでいいのか?」
と思ってた。
(ちなみに、私くらいで妊娠した人はみんな専門医をとって退局していく)



ただ、自分が何の技術も身についてないな、と絶望する一方で、よく分からない開業医とかの尻拭いをしていると、
「ほんと、学んでから独り立ちするって大事だな」
「まだこの人よりは私はマシだな」
と思ったりもして(性格悪いけど)
医局というのは強制的に学ぶ環境に身を置くものでもあると思うので、私のようなナマケモノには必要なのかもな……と思ったりもする。


ひたすら悩んでいるんですが、夫は、
「専門医とれなかったら離婚!」
とおしりを叩いてくるので、とりあえず専門医合格目指して頑張ります。



という、近況報告でした。
次はベビちゃん産まれていることでしょう。

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おしまい。